発語が遅かった我が子の成長ブログ
3兄弟パパのリアル体験記
あの頃の話を、正直に書きます。
三男の夜泣きが、本当にひどかった頃。
私は何度も、ギャン泣きする三男を、気を失うように寝ている妻の横に 投げるように置いて 、自分の布団に戻ったことがあります。
こう書くと、ひどい父親に見えるかもしれません。
正直、自分でもそう思います。
でも、あの頃の我が家には、それくらいしか「逃げ場」がありませんでした。
「夫が夜泣きで起きない」と怒っている奥さんの記事を、今でも見かけます。
あれを読むと、ちょっと胸がチクッとします。
私だって、あの時はそう思われていたかもしれない。
でも──夫の私も、限界だったのです。
三男が赤ちゃんの頃は、私が長男・次男と一緒に寝て、妻と三男が別の部屋で寝ていました。
三男は、少しの物音ですぐに泣き出す子でした。
そして、一度泣き出すと、なかなか泣き止まない。
こんなに泣き止まないのは、三男が初めてでした……。
長男のときも、次男のときも、夜泣きはありました。
でも、三男はレベルが違いました。
同じ夫婦から生まれた、3人目の子。
それなのに、こんなに違うのか、と思いました。
妻はというと、毎日の夜泣きや日中の育児疲れから、夜中の三男の泣き声に 気づかないほど疲れて起きない ことが、何度もありました。
私が、隣の部屋で長男・次男と寝ているとき。
三男の夜泣きが、一向に収まりません。
どうかなー? 妻がなんとかしてくれるよなー。
でも長いなー。それにしても長いなー。
明日は長男・次男は学校があるし、ここで起きてしまうと困るなー……。
布団の中で、そう考えること数分。
それでも、あまりにも泣き止まない。
「妻のほうに何かあったかもしれない」と、隣の部屋を覗くと──。
完全に熟睡して動けない妻と、その横でギャン泣きしている三男がいました。
母乳育児だったため、私はミルクを使えません。
私が使えるのは、必殺の 「ゆらゆら抱っこ寝かしつけ」 だけ。
このまま泣き続けると、長男・次男の安眠が……。
抱っこして二階から一階に移って、ゆらゆら、ゆらゆら。
私も、3時間後には起きて出社しなければいけない時間。
でも、このままにはできない。
30分ほどゆらゆらして、やっと、眠ってくれました。
この日は、うまくいったほう。
別の日には、うまくいかず、30分以上ゆらゆらしても寝てくれない。
さすがの妻も、途中で気づいて「代わるわ」と一階に降りてきたこともありました。
夜泣きのときに「夫が何も手伝わなかった」と怒っている妻の話を、聞いたことがあります。
それは、夫の立場で言えば仕方がないかもしれない、と私は思っていました。
私も長男のときはそうだった。
妻は専業主婦で、私は仕事に行かなければいけない。
妻と違って、自分は昼寝もできない、と。
でも、現実は違っていました。
妻は、三男が昼寝をしているときに 一緒に寝ることは「許されていない」 状況でした。
長男・次男が学校から帰ってくる前に、洗濯、洗い物、料理を終えていなければ、家事が回りません。
夫の帰りは、20時過ぎの毎日。
私自身も、朝4時半ごろには起きていました。
前日のうちに皿洗いや洗濯をしてから出社する。
それでも、妻のほうが圧倒的に休めていなかった。
休む暇が、ないのです。
それは、夜中に気を失うように寝てしまって、夜泣きに気づかないことがあっても──仕方がなかったのかもしれません。
三男が赤ちゃん、夜泣きの頃は、我が家全体に余裕がありませんでした。
日中に、近所の長男・次男の友達が二階に入り込んで、いたずらをしたこともあります。
三男の相手に疲れた妻は、一階のリビングで三男と寝てしまっていました。
私もそうです。
日によっては、起きて泣いてる三男を見ながら、気を失うように寝ていた妻に 「起きて、泣いてるよ。なんとかして、明日早いから」 と言ってしまったことが、何度もあります。
「んー、んー」と、妻も苦しそうに動けない。
抱っこをしている私も、限界が来る。
そして、ある夜──。
「頼むわ。もう寝るね」
そう言って、妻の横に赤ん坊の三男を 投げるように置いて 、自分の布団に戻ったことがありました。
一度ではありません。何度も。
今、文字にしてみると、ひどいなと思います。
でも、あの夜は、本当にそれしかできなかった。
もし今、夜泣きで「夫が起きない」と怒っている奥さんがいるなら。
その怒りは、絶対に、間違っていません。
でも、もしかしたら──。
夫のほうも、ちゃんと聞こえていて、ちゃんと罪悪感を感じていて、それでも体が動かない、ということもあるかもしれない。
私自身がそうでした。
聞こえていないフリをしている時間も、ありました。
本当に申し訳ない、と今は思います。
夫婦のどちらかが「悪者」じゃないんです。
ただ、二人とも、限界だっただけ。
三男の夜泣きを乗り越えてから、ふと思います。
今は、便利な道具がたくさんあるのに、と。
あの頃の私たちが、もし手に入れていたら、かなり救われていたかもしれない、と思うアイテムを書いておきます。
これがあったら、私の腕は救われていたかもしれません。
赤ちゃんを乗せると、自動でゆらゆら動いて、母親の抱っこに近い動きで寝かしつけてくれる、というもの。
調べてみたら、楽天で一番口コミが集まっていたのが コンビ「ネムリラ AUTO SWING」。
「たまひよ赤ちゃんグッズ大賞」で 10年連続1位 の定番です。エッグショックで頭を衝撃から守りつつ、電動の自動スイングで寝かしつけまで。レビュー100件超で評価4.65という、楽天電動バウンサーの大本命でした。
5万円前後と高めですが、ゆらゆら抱っこ30分×何十日と考えると、安いと思えてきます。
「ザー」という静かな音で、赤ちゃんが落ち着く、という商品です。
胎内音に近い音域、と言われています。
私たちの当時、こんなものがあるなんて知りませんでした。
長男・次男が隣の部屋で寝ているなら、これで 赤ちゃんが先に落ち着いてくれる 可能性があるなら、試す価値はあったなと。
ぬいぐるみの中から、ママの胎内音や心音、子守唄が流れる、というもの。
赤ちゃんが「なんとなく落ち着く」効果があるそうです。
これも、当時は知りませんでした。
4千円ほどなので、ダメ元で買っておけばよかったと、今は思います。
少し月齢が進んだ時期向けですが、天井に絵本のキャラクターが映し出されて、ナレーションが流れる、というもの。
お話を聞いているうちに、自然に眠くなる、という設計です。
三男が幼児になった頃、「これがあったらなあ」と本気で思いました。
正直に言うと、私たちの三男は、これらが無くてもなんとか乗り越えました。
でも、もしあの夜、「赤ん坊を投げるように置く」前に、こういう道具があれば──。
妻にも、私にも、もう少し優しくなれたかもしれません。
三男が幼稚園に入って少し、一日の中で 妻がホッとする時間 、自分のことができる時間が、戻ってきました。
私も、家事をやることがルーティン化して、久しぶりに映画を見たり、新しい余暇時間としてアマプラを楽しめるようになっています。
でも、もし「あの頃に戻れ」と言われたら──。
今の年齢、体力、仕事量を考えると、よくやったな、と思います。
もちろん、妻のほうが大変だったと思います。
私は仕事に休みがあるけれど、妻には休みがありませんでした。
「子どもを見てるから、昼寝したら?」
「どこか一人で気ままに遊びに行ったら?」
そう言っても、妻はしませんでした。
私が三人を連れて外に行っている間に、掃除や料理をすることが、妻にとっての「息抜き」になっていた。
不思議ですよね。
でも、たぶん、それが妻にとっての 「自分のペースで動ける時間」 だったんだと思います。
子育ての中で、うまくいかないことや、心と体力の限界が見えることが、何度もあったように思います。
その中でも、楽しいこともいっぱいありました。
夫婦と、ときには長男・次男の力も借りて、なんとか乗り切ったというのが、我が家の3兄弟子育てのピークだったかもしれません。
長い記事を最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
今夜の夜泣きが、少しでも、楽になりますように。