3兄弟パパのリアル体験記

夜中、赤ん坊を抱きあやすパパと、布団で熟睡する妻のイラスト
体験談

妻の横に赤ん坊を投げた夜|三男の夜泣き10ヶ月、3兄弟パパが書く本音

あの頃の話を、正直に書きます。

三男の夜泣きが、本当にひどかった頃。
私は何度も、ギャン泣きする三男を、気を失うように寝ている妻の横に 投げるように置いて 、自分の布団に戻ったことがあります。

こう書くと、ひどい父親に見えるかもしれません。
正直、自分でもそう思います。
でも、あの頃の我が家には、それくらいしか「逃げ場」がありませんでした。

「夫が夜泣きで起きない」と怒っている奥さんの記事を、今でも見かけます。
あれを読むと、ちょっと胸がチクッとします。
私だって、あの時はそう思われていたかもしれない。
でも──夫の私も、限界だったのです。

1. 三男の夜泣きは、長男・次男とは別世界だった

三男が赤ちゃんの頃は、私が長男・次男と一緒に寝て、妻と三男が別の部屋で寝ていました。

三男は、少しの物音ですぐに泣き出す子でした。
そして、一度泣き出すと、なかなか泣き止まない。
こんなに泣き止まないのは、三男が初めてでした……。

長男のときも、次男のときも、夜泣きはありました。
でも、三男はレベルが違いました。

同じ夫婦から生まれた、3人目の子。
それなのに、こんなに違うのか、と思いました。

2. 妻が気を失うように寝ていた夜

妻はというと、毎日の夜泣きや日中の育児疲れから、夜中の三男の泣き声に 気づかないほど疲れて起きない ことが、何度もありました。

私が、隣の部屋で長男・次男と寝ているとき。
三男の夜泣きが、一向に収まりません。

どうかなー? 妻がなんとかしてくれるよなー。
でも長いなー。それにしても長いなー。
明日は長男・次男は学校があるし、ここで起きてしまうと困るなー……。

布団の中で、そう考えること数分。
それでも、あまりにも泣き止まない。

「妻のほうに何かあったかもしれない」と、隣の部屋を覗くと──。
完全に熟睡して動けない妻と、その横でギャン泣きしている三男がいました。

3. ゆらゆら抱っこ30分、3時間後には出社

母乳育児だったため、私はミルクを使えません。
私が使えるのは、必殺の 「ゆらゆら抱っこ寝かしつけ」 だけ。

このまま泣き続けると、長男・次男の安眠が……。
抱っこして二階から一階に移って、ゆらゆら、ゆらゆら。

私も、3時間後には起きて出社しなければいけない時間。
でも、このままにはできない。

30分ほどゆらゆらして、やっと、眠ってくれました。
この日は、うまくいったほう。

別の日には、うまくいかず、30分以上ゆらゆらしても寝てくれない。
さすがの妻も、途中で気づいて「代わるわ」と一階に降りてきたこともありました。

4. 私が誤解していた「専業主婦の昼間」

夜泣きのときに「夫が何も手伝わなかった」と怒っている妻の話を、聞いたことがあります。
それは、夫の立場で言えば仕方がないかもしれない、と私は思っていました。

私も長男のときはそうだった。
妻は専業主婦で、私は仕事に行かなければいけない。
妻と違って、自分は昼寝もできない、と。

でも、現実は違っていました。

妻は、三男が昼寝をしているときに 一緒に寝ることは「許されていない」 状況でした。
長男・次男が学校から帰ってくる前に、洗濯、洗い物、料理を終えていなければ、家事が回りません。
夫の帰りは、20時過ぎの毎日。

私自身も、朝4時半ごろには起きていました。
前日のうちに皿洗いや洗濯をしてから出社する。
それでも、妻のほうが圧倒的に休めていなかった。

休む暇が、ないのです。
それは、夜中に気を失うように寝てしまって、夜泣きに気づかないことがあっても──仕方がなかったのかもしれません。

5. 限界の夜|赤ん坊を投げるように妻の横に置いた

三男が赤ちゃん、夜泣きの頃は、我が家全体に余裕がありませんでした。

日中に、近所の長男・次男の友達が二階に入り込んで、いたずらをしたこともあります。
三男の相手に疲れた妻は、一階のリビングで三男と寝てしまっていました。

私もそうです。
日によっては、起きて泣いてる三男を見ながら、気を失うように寝ていた妻に 「起きて、泣いてるよ。なんとかして、明日早いから」 と言ってしまったことが、何度もあります。

「んー、んー」と、妻も苦しそうに動けない。
抱っこをしている私も、限界が来る。

そして、ある夜──。

「頼むわ。もう寝るね」

そう言って、妻の横に赤ん坊の三男を 投げるように置いて 、自分の布団に戻ったことがありました。
一度ではありません。何度も。

今、文字にしてみると、ひどいなと思います。
でも、あの夜は、本当にそれしかできなかった。

6. 「夫が起きない」と怒っているあなたへ

もし今、夜泣きで「夫が起きない」と怒っている奥さんがいるなら。
その怒りは、絶対に、間違っていません。

でも、もしかしたら──。
夫のほうも、ちゃんと聞こえていて、ちゃんと罪悪感を感じていて、それでも体が動かない、ということもあるかもしれない。

私自身がそうでした。
聞こえていないフリをしている時間も、ありました。
本当に申し訳ない、と今は思います。

夫婦のどちらかが「悪者」じゃないんです。
ただ、二人とも、限界だっただけ。

もしこの記事を読んでいるパパがいたら、お願いがあります。

奥さんが昼寝できていない可能性は、本当に高いです。
「子ども見てるから昼寝してきて」と言ってあげてください。
(うちの妻は、それでも寝ませんでしたが……それでも、言ってあげてください。)

7. あの頃、私たちが欲しかった神アイテム

三男の夜泣きを乗り越えてから、ふと思います。
今は、便利な道具がたくさんあるのに、と。

あの頃の私たちが、もし手に入れていたら、かなり救われていたかもしれない、と思うアイテムを書いておきます。

① 電動バウンサー(ゆらゆら抱っこの代行)

これがあったら、私の腕は救われていたかもしれません。
赤ちゃんを乗せると、自動でゆらゆら動いて、母親の抱っこに近い動きで寝かしつけてくれる、というもの。

調べてみたら、楽天で一番口コミが集まっていたのが コンビ「ネムリラ AUTO SWING」
「たまひよ赤ちゃんグッズ大賞」で 10年連続1位 の定番です。エッグショックで頭を衝撃から守りつつ、電動の自動スイングで寝かしつけまで。レビュー100件超で評価4.65という、楽天電動バウンサーの大本命でした。

5万円前後と高めですが、ゆらゆら抱っこ30分×何十日と考えると、安いと思えてきます。

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② ホワイトノイズマシン(夫を起こさない選択肢)

「ザー」という静かな音で、赤ちゃんが落ち着く、という商品です。
胎内音に近い音域、と言われています。

私たちの当時、こんなものがあるなんて知りませんでした。
長男・次男が隣の部屋で寝ているなら、これで 赤ちゃんが先に落ち着いてくれる 可能性があるなら、試す価値はあったなと。

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③ 心音ぬいぐるみ(スリープシープなど)

ぬいぐるみの中から、ママの胎内音や心音、子守唄が流れる、というもの。
赤ちゃんが「なんとなく落ち着く」効果があるそうです。

これも、当時は知りませんでした。
4千円ほどなので、ダメ元で買っておけばよかったと、今は思います。

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④ ドリームスイッチ(動く絵本プロジェクター)

少し月齢が進んだ時期向けですが、天井に絵本のキャラクターが映し出されて、ナレーションが流れる、というもの。
お話を聞いているうちに、自然に眠くなる、という設計です。

三男が幼児になった頃、「これがあったらなあ」と本気で思いました。

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正直に言うと、私たちの三男は、これらが無くてもなんとか乗り越えました。
でも、もしあの夜、「赤ん坊を投げるように置く」前に、こういう道具があれば──。
妻にも、私にも、もう少し優しくなれたかもしれません。

8. 三男が幼稚園に入った今、戻ってきたもの

三男が幼稚園に入って少し、一日の中で 妻がホッとする時間 、自分のことができる時間が、戻ってきました。

私も、家事をやることがルーティン化して、久しぶりに映画を見たり、新しい余暇時間としてアマプラを楽しめるようになっています。

でも、もし「あの頃に戻れ」と言われたら──。
今の年齢、体力、仕事量を考えると、よくやったな、と思います。
もちろん、妻のほうが大変だったと思います。

私は仕事に休みがあるけれど、妻には休みがありませんでした。
「子どもを見てるから、昼寝したら?」
「どこか一人で気ままに遊びに行ったら?」
そう言っても、妻はしませんでした。

私が三人を連れて外に行っている間に、掃除や料理をすることが、妻にとっての「息抜き」になっていた。
不思議ですよね。
でも、たぶん、それが妻にとっての 「自分のペースで動ける時間」 だったんだと思います。

子育ての中で、うまくいかないことや、心と体力の限界が見えることが、何度もあったように思います。
その中でも、楽しいこともいっぱいありました。

夫婦と、ときには長男・次男の力も借りて、なんとか乗り切ったというのが、我が家の3兄弟子育てのピークだったかもしれません。

もし今、夜泣きの真っ最中で、夫婦どちらも限界というあなたへ。

道具に頼ることは、サボりじゃありません。
電動バウンサーも、ホワイトノイズも、ドリームスイッチも、「夫婦が壊れないため」の保険です。

そして、これだけは伝えたい。
このピーク、必ず終わります。
うちの三男も、今は元気に幼稚園に通っています。

長い記事を最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
今夜の夜泣きが、少しでも、楽になりますように。