発語が遅かった我が子の成長ブログ
3兄弟パパのリアル体験記
1歳半検診のとき、保健師さんから言われたのは 当たり障りのない一言 でした。
「日々の生活の中で、たくさん話しかけて、歌って、いろいろな体験をさせてあげてくださいね。」
正直、その時の私たち夫婦の感想は「やってる、やってる、ぜんぶやってるんだけど…」でした。
長男は初めての子どもで、私は本当によく話しかけていました。
ベビーカーを押しながらの散歩中も、抱っこしている時も、家でも。
すれ違う人が振り返るほど、ずっと話しかけていたと思います。
歌も歌った。絵本も読んだ。公園にも連れていった。
それでも、長男の口から「ママ」も「パパ」も、はっきりとは出てきませんでした。
「親として頑張ってるはず。でも、何かが足りない気がする。」
そんなモヤモヤを抱えたまま、月日は流れていきました。
3歳児検診で、ついに保健師さんの口調が変わりました。
「ちょっと、流石に遅すぎるかもしれませんね……。
市でやっている支援教室がありますので、行ってみませんか?」
紹介されたのは、市が運営する「めばえ教室」という未就園児向けの集まりでした。
「市の事業」と聞いて、私はてっきり市役所の会議室か児童館でやるものだと思っていました。
でも、案内された場所は 普通の民家を借り上げた施設。
駐車場は前に2台しか停められない、こじんまりとしたところ。
初めて訪れた日、「市がやっているところにしては、こんなに民間サービスっぽいんだ……」と、正直驚いたのを覚えています。
教室には、似たような月齢の子どもが数人来ていました。
親同士はまだ仲良くなる前で、みんな自分の子どものことで精いっぱい。
ほとんど話す機会はありませんでした。
私が一人で参加した日は、見学だけの時間と、親子で参加するプログラムの時間がありました。
その「見学だけの時間」がとても貴重だったんです。
他の子どもたちの中に長男を置いてみると、これまで見えていなかったことが、ハッキリ見えてきました。
それまで私たち夫婦は、近所の子や保育園の子と長男を比べて、「長男の方が遅れている」とばかり思っていました。
でも、めばえ教室で他の子と並んで初めて、
「あれ、長男ってこんなにできることがあるんだ」 と気づけたんです。
家に帰ってから妻と「ねえ、長男って、トランポリン上手だったね」「先生の話、ちゃんと聞いてたよね」と話して、二人で長男ができることを確認し合って喜びました。
あの時間が、当時の私たちにとっては救いでした。
結果として、めばえ教室には 約1年 通いました。
(その後、小学校にあがってからは、また別の「ことばの学校」というマンツーマン指導の教室に通うことになります。これは後ほど書きます。)
……ただ、その裏では、夫婦の関係がボロボロになっていました。
長男が4歳になるまでが、本当に大変だった。
今でも妻は「10年以上の夫婦生活で、あの時期が一番きつかった」と言います。
育児が大変すぎて家事ができない。
疲れて余裕がない。
長男の発語のことで不安が募る。
そして、ある日の夜。
私が残業で遅くなった日のことです。
妻は、私と一緒にお風呂に入れるために、長男を寝かせずに待っていました。
帰宅した私に、妻は声を荒らげました。
「なんでわかってくれないの?
あなたが帰るのを待ってたのに、こんな時間まで……」
その時の私は、最低でした。
「仕事は仕事だから。どうにもならないことだってある。
専業主婦で子ども一人なんだから、なんとかできるでしょ。」
逆ギレして、絶対に謝らなかった。
(今は3人の子どもがいて、当時の妻の大変さがよくわかります。本当に申し訳なかった。)
そこから、話は平行線でした。
妻:「あなたは父親になれていない。
私だけが子どもを産んで親になったけど、あなたは生活も考え方も何も変わっていない。」
妻:「実家に子どもを連れて帰ります。」
私:「仕事は仕事、どうにもならないことはある。なんでわからないの?」
夫婦生活で 過去最大の喧嘩 でした。
当時、長男の発語の不安と、私の不甲斐なさが重なって、妻はもう限界だったんだと思います。
そんな極限状態の中で、妻が考えついたのが「家事の時間を作るために、教育になる教材を子どもに与える」というアイデアでした。
当時の妻のロジックは、こうです。
「子どもがDVDやおもちゃで遊んでいる間に、家事をやるしかない。
でも、ただ時間を潰すだけでは子どもに悪い。
だから、教育にもなるものを探そう。」
そこで試したのが、こどもちゃれんじとDWE(ディズニー英語システム)でした。
こどもちゃれんじは、毎月、年齢に合わせた教材が届く仕組み。
いきなり大量に届くわけではないので、管理がとても楽でした。
親としても、何を与えるかタイミングを考えなくていい。
届いた順に、子どもと一緒に遊んでいく感じ。
DVD(当時)も、ちょうど子どもが興味を持つようなものがあって、自然と画面を見ていました。
次男・三男のときは、長男のものがすでに揃っていたので、順番が適当になりました(笑)
でもその頃は親として多少の経験や理解があったので、適当でも負担はなかったです。
DWEは、こどもちゃれんじと違って、最初に大量の教材がドカン!と届くタイプでした。
二人目ができたタイミングと重なって、最初は本当に大変。
ただ、DWEに関しては 親の関わり方がすべて です。
かけ流しを続けたり、Talk Along Cardsで子どもと遊んだり。
親が動いた分だけ、子どもに英語が入っていく感覚がありました。
当時とは違って、今のDWEとこどもちゃれんじは かなり進化 しています。
こどもちゃれんじは 2023年4月号からDVDが廃止 され、すべて動画配信(しまじろうクラブアプリ)に移行しました。
当時の私たちが「DVDの管理が大変だった」と感じていた負担は、もうありません。
スマホやタブレットで、いつでも見られる時代になりました。
DWEも、最近は イングリッシュ・タブ(タブレット) 1台に、全DVD・CDの内容が入るようになりました。
「操作が簡単で、初めてでも直感的に使える」と公式も案内しています。
我が家のときの「教材ドカン到着」とは比べ物にならない、シンプルなスタートが切れる時代です。
長男が小学生になった今、ふり返って 「続けてよかった」と心から思える3つ をまとめます。
毎月、年齢に合った教材が届く安心感。
親が「何を与えるか」を悩まなくていいのが本当にラク。
我が家ではトイレトレーニングでも大活躍してくれました。
2歳と0歳の兄弟に試して、効果に明確な差が出た教材。
イングリッシュ・タブの登場で、当時より圧倒的に始めやすく。
無料サンプルだけでも雰囲気がわかります。
めばえ教室を1年で卒業した後、小学校にあがってからお世話になったのが「ことばの学校」です。
これも市が運営する無料サービス。先生とマンツーマンで1時間、じっくり言葉のトレーニングができる場所でした。
何より感動したのが、教室内の様子を 別室のビデオモニターで親が見られた こと。
1年生の長男が、私たち親以外の大人(先生)と1対1で1時間過ごしている姿を、初めてちゃんと見ることができた瞬間でした。
「あぁ、こんなに堂々と先生と話せるようになったんだ……」と、画面越しに胸が熱くなりました。
1年通って、先生から「吃音はあっても、音読も先生についての早口言葉もできるようになりました」と言葉をもらって卒業。
めばえ教室+ことばの学校で、合わせて2年。長男にとって本当に大きな財産になりました。
1歳半検診で「大丈夫」と言われたのに、何かが引っかかる。
3歳児検診で初めて「遅いかも」と言われて、頭が真っ白になった。
夫婦の関係まで、ギスギスしてきた。
……そんな時期は、本当に苦しいです。
私たち夫婦は、最大の喧嘩を経験しました。
妻は「実家に帰る」と言い、私は逆ギレして謝りませんでした。
でも、めばえ教室に通って、教材を試して、何より 夫婦で一緒に悩んだ時間 が、結果的に長男の力になりました。
今、長男は小学校で 音読チャンピオン と呼ばれるまでに成長しました。
(この話の詳細は 3歳で発語がなかった息子が、小学生で音読チャンピオンになるまで に書いています)
もし今、あなたが当時の私たちと同じ場所で悩んでいるなら、伝えたいことは一つです。
長い記事を最後まで読んでくださって、ありがとうございました。