発語が遅かった我が子の成長ブログ
3兄弟パパのリアル体験記
最初にお伝えしておくと、3つは「どれか一つを選ぶもの」ではありませんでした。
長男の場合は、年齢が上がるにつれて、自然とバトンタッチするように移っていきました。
同じ「発語が遅い子が通う場所」でも、中身はびっくりするほど違いました。
一つずつ書いていきます。
最初のきっかけは、3歳児健診でした。
保健師さんに発語の遅れを指摘され、紹介されたのが、市が運営する 「めばえ教室」という未就園児向けの集まりです。
民家を借り上げたようなこじんまりした施設に、似たような月齢の子が数人。
親子で参加するプログラムと、親が見学する時間がありました。
ここで一番大きかったのは、他の子と並べてみて初めて「長男のできること」が見えたこと。
トランポリンが上手、じっと座っていられる、先生の話を聞ける——比べてばかりで落ち込んでいた私たち夫婦が、「あれ、うちの子こんなにできることあるんだ」と気づけた場所でした。
※めばえ教室での詳しい話は 3歳まで話さなかった息子|続けてよかった3つ に書いています。
幼稚園に入ってからは、発語の遅れをきっかけに 週に1回、療育に通うようになりました。
正直に言うと——通う前の私は、「療育=言葉の練習をしてくれる場所」だと思っていました。
でも、実際に通ってみると 言葉の練習は、まったくありませんでした。
やっていたのは、跳び箱や平均台など、いろいろな遊びを通して社会性を育てるような活動。
来ている子も、発語がゆっくりな子だけでなく、落ち着きがないタイプの子がむしろ多かった印象です。
運動と遊びの中で、お友達や指導員さんと関わる経験を積む——そんな場所でした。
意外かもしれませんが、療育で我が家が一番得たものは、ママ友とのつながりでした。
同じ幼稚園の子が数人来ていて、そのお母さんたちと妻が仲良くなったんです。
子どもの苦手は一人ひとり違うけれど、「悩んでいる親」という同じ立場だからこそ、すぐに打ち解けられたんだと思います。
お互い新興住宅街に引っ越してきたばかりで、まだ友達が少なかった母親同士。
お茶をする仲になり、今でも子どもの習い事を一緒にする間柄で、情報交換できる関係が続いています。
これは、子どもが療育につないでくれた、思いがけない財産でした。
療育は、半年ほどで、幼稚園の卒園と同時に参加終了となりました。
幼稚園での生活も、療育での様子も、特に大きな問題がなかったため、面談で「小学校からは療育には来なくて大丈夫ですよ」と言ってもらえたんです。
正直に書くと、療育に通ったことで 何か劇的な変化があったかと言われると、私には少し疑問が残ります。
それでも、家庭と幼稚園の往復だけでは得られない経験を、親子ともにできたことは確かです。
そして何より、「専門の方が見て、大きな問題はない」と言ってもらえたことが、ネットの情報に振り回されがちな親にとって、大きな安心材料になりました。
小学校にあがると、今度は 「ことばの教室」にお世話になりました。
これも市の無料サービスで、先生とマンツーマンで1時間、じっくり言葉のトレーニングをする場所です。
感動したのは、教室の様子を 別室のモニターで親が見られたこと。
1年生の長男が、親以外の大人(先生)と1対1で堂々と過ごしている姿に、画面越しで胸が熱くなりました。
1年通って、「吃音はあっても、音読も早口言葉もできるようになりました」と言葉をいただいて卒業。
ここで初めて、いわゆる「言葉そのもののトレーニング」を受けた感覚でした。
※ことばの教室での話は 市の『言葉の教室』に1年通った効果 に詳しく書いています。
3つを、我が家が通った範囲で表にまとめてみます。
ただし——これは あくまで「我が家の場合」です。名称も中身も、自治体や施設によって本当にさまざまなので、参考程度に見てください。
| めばえ教室 | 療育 | ことばの教室 | |
|---|---|---|---|
| 時期 | 未就園児ごろ | 幼稚園ごろ | 小学校から |
| 形態 | 親子・少人数の集団 | 少人数の集団(週1) | 先生とマンツーマン |
| 主な内容 | 集団あそび・親の見学 | 運動・遊びで社会性 | 言葉・発音の訓練 |
| 言葉の練習 | なし(あそび中心) | なし(運動・遊び中心) | あり(中心) |
| 我が家の費用 | 市の事業 | 公的サービス | 市の無料サービス |
※名称・対象年齢・内容・費用・運営は、お住まいの自治体や施設によって大きく異なります。正確な情報は市区町村の窓口でご確認ください。「療育」は一般に児童発達支援などの福祉サービス、「ことばの教室」は通級指導教室などの教育の枠組みを指すことが多いですが、地域差があります。
3つを通して、私が一番感じたのはこれです。
発語が遅いと、ネットを調べれば調べるほど不安が増えます。
そんなとき、健診や教室で専門の方とつながっていると、「今は様子を見て大丈夫」「ここは得意ですね」と、一つひとつ確認しながら進めることができました。
そして、めばえ教室でも療育でも共通して得られたのは——
他の子と比べて苦手なこともあるけれど、得意なこともあると気づけたこと。
それが、長男の成長を「感じられる・認められる」きっかけになりました。
意外だったのは、めばえ教室も療育も 「言葉そのものの練習」はしなかったということ。
言葉の直接的なトレーニングは、小学校のことばの教室や、結局は 家庭での毎日の積み重ねが大きかったように思います。
地域によっては、教室や療育は 順番待ちだったり、通える曜日が限られたりします。
その「待っている時期」や「もう少し家でも何かしたい」というとき、家庭でできる学習の選択肢を持っておくと、親の気持ちも少し楽になります。
いまは「自分のペースで読み書き・かずを進められる」家庭用のタブレット教材も増えています。集団のスピードが合いにくい子や、発達がゆっくりな子の選択肢として知られているのが 「天神」。無料で資料請求できるので、通える場所を探している時期の、比較材料のひとつにどうぞ。
※アクセストレードのアフィリエイト広告です。当ブログ運営者が実際に使用した教材ではなく、選択肢のひとつとしてご紹介しています。
「うちの子はどれに行けばいいんだろう」と迷ったら、まずは 3歳児健診などの乳幼児健診や、市区町村の発達相談窓口・子育て支援センターに相談してみてください。
我が家も、すべては 3歳児健診での「ちょっと遅いかもしれませんね」の一言から始まりました。
そこから、めばえ教室、療育、ことばの教室へとつながっていったんです。
あのとき、一番前で泣いていた長男は、今では 塾なし・宿題だけでテストは80点以上、時には100点を取れるまでになりました。
不安な時期は本当に長く感じます。でも、つながれる場所は、思っているよりたくさんあります。
どうか、一人で抱え込まないでくださいね。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。