発語が遅かった我が子の成長ブログ
3兄弟パパのリアル体験記
発語がやっと出てきた頃、長男はすぐに幼稚園に通うことになりました。年少前のクラスです。
初めての登園日、長男は園についた頃から泣いていました。
それまで、母親・父親とほとんど離れたことのなかった長男にとっての、初めての一日。
父である私の役割は、登園させるところまで。そこから先は、先生にお任せするしかありませんでした。
親にとっても長く感じたお迎えの時間。
「もしかしたら友達ができて、逆に帰りたくないって泣いちゃうかもな」——そんな呑気な親ばか気分で迎えに行った私の耳に聞こえてきたのは、子どもの泣き声でした。
どこかで聞いたことがある。いや、間違いなく長男の泣き声。
グラウンドで親のお迎えを待つ子どもたちの 一番前で、涙と鼻水を流しながら泣いていました。
そうか、そんなに簡単にいくわけないか。
そもそも、親以外とうまく話している様子は、今まで一度もなかった。
初めての幼稚園、まだ言葉をうまく話せない長男にとっては、先生もまだ、頼れるほどコミュニケーションが取れる相手ではなかったのかもしれません。
泣き続けている長男のそばに行き、声をかけても泣き止まず、鼻水だらけの顔を私のハンカチで拭きました。
「頑張ったね。抱っこしよっか。」
初めての幼稚園は、そんなふうに始まりました。
何かの行事で幼稚園に行くと、こんな声が聞こえてきました。
「あの子、最近入った子?」
他のママさんが、長男を見て話していたんです。
ただ「最近入った子だよね」と確認していただけかもしれません。
でも私の中では——「もしかして、幼稚園に馴染めていない子として噂になっているのかな」「発語が遅い子って、思われていないかな」と、心の中が一気にざわつきました。
そのママさんは私に気づくと、ふっと言葉をのみ込みました。
私は、ただ気づかないふりをして、長男をじっと見て笑っていました。
——心の中がこんなにざわついていることが、誰にもわからないように。
幼稚園での生活は、その後あらためて問題になることはありませんでした。
発表会では、役になりきって、拙い言葉で一生懸命に叫ぶようにセリフを言う姿も見られて、私たちは胸をなで下ろしました。
「小学校も、大丈夫かな」——そう思いながら、長男は卒園の日を迎えました。
小学校に入ると、音読の練習が毎日宿題になりました。
そして、テストも定期的にある。
「発語が遅かったから、テストの成績も心配だな」
そう思いながら、親としてはただ見守るだけの生活が続きました。
我が家の勉強環境は、リビングに勉強机を2台並べて、長男と次男がそれぞれ宿題をメインに毎日勉強するスタイルです。
ルールはシンプル。
「ゲームをやるなら、その前に勉強と宿題」。
「喧嘩したら、ゲームなし」。
そして、この家庭学習を支えてくれたのが 妻でした。我が家の"家庭教師"は、妻だったんです。
リビングの机の横について、丸つけをして、音読を聞いて、わからないところを一緒に考える。
特別な教材でも、塾でもなく、毎日同じ場所で、母親が隣にいてくれる。
振り返ると、これが長男にとって一番の安心材料だったように思います。
こうして二人は、ゲームやりたさに宿題を終わらせる日々を続けました。
小学校の高学年になると、勉強よりもゲーム、友達との遊びばかり。
それでも「ゲームをやるために宿題を終わらせる」という習慣だけは、しっかり残りました。
リビングに並べた勉強机、毎日の音読・宿題で使っている文具やドリルなど、この記事で書いた「リビング学習」で実際に使っているアイテムを中心に紹介しています。
特別な教材ではなく、続けやすい環境づくりの参考にどうぞ。
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ただ——テストの結果は、意外にもいいんです。
父親である私は、小学校高学年の頃、あまりにも成績が悪くて 塾に通わされるほどでした。
それなのに長男は、自宅だけ、宿題だけのような勉強方法で、80点以上の成績を普通に取ってきます。時には100点満点も。
発語が出なくて悩んだ、あの頃。
「将来どうなるんだろう」と、悩んで悩んで、答えが出なかった自分。
もし、過去に戻れるなら。
お迎えの一番前で泣く長男を見て胸が締めつけられた、あの日の自分に。
「あの子、最近入った子?」の声に心をざわつかせた、あの日の自分に。
こう言ってあげたいんです。
言葉が出るのが早いか遅いかと、その子の学力や未来は、必ずしも結びつきません。
我が家の長男は、たまたまこういう経過をたどりました。もちろん、成長のペースは子どもごとに本当にさまざまで、これが「正解」だとは思っていません。
それでも、もし今あなたが、当時の私と同じ場所で不安を抱えているなら。
どうか、今日のお子さんのペースを、隣で見守ってあげてください。
それが、何よりの力になります。
長い記事を最後まで読んでくださって、ありがとうございました。